2008年04月26日
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地下鉄博物館・特別展「地下鉄建設工法の変遷」

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は地下鉄博物館特別展「地下鉄建設工法の変遷」に行ってきました。最近は、週に1回どこかに行くという目標が達成できない週が増えたことと、この特別展は平成20年4月27日(日)までだった、という理由で、時間的に無理をして行ってきました。

地下鉄博物館

地下鉄博物館 §

 実は、地下鉄博物館に行ったのは初めてです。

 しかし、歴史趣味と鉄道趣味がクロスする良い場所ですね。丸ノ内線と銀座線の古い車両の現物が出迎えてくれた時は本当に双方の意味で「おおっ」と思いました。

 古い時代の味がある銀座線車両と、古い割に若々しいセンスのある丸ノ内線車両の対比が、歴史的な面白さです。

 その他の展示も面白いものばかりでした。特にお茶の水付近の断面が迫り上がってくる展示が絶品。地下に隠された構造が露わになる意外性。

 図書室は、普通の鉄道雑誌などが並んでいましたが、地下鉄路線の建設に関する記録的な書籍が置いてあって、少し見てみました。荻窪線(丸ノ内線)の本を開いてみましたが、新宿駅の建設予定地として確保された土地に、戦後のドサクサで不法占拠した者達との法廷闘争の話は興味深いものでした。そういう綺麗事ではない事件を乗り越えて、丸ノ内線は成立しているわけですね。じっくり読めば、他にも興味深い話題がいろいろありそうです、

特別展「地下鉄建設工法の変遷」 §

 地下鉄の建設方法に関する展示は他にもありますが、この特別展はより詳しく説明を行っていました。予想以上にバリエーションが多いので、興味深く見ました。特に凍らせて掘る方法があるというのが、印象に残ります。